パワーワンストップでは、ユーザー様の多種多様なご要望にお応えするためにリン酸鉄リチウムイオンバッテリーのOEM/ODMサービスをご提供しております。
OEM:「Original Equipment Manufacturing」の略称で、製造業者が他社製品を製造する仕組みを言います。
ODM:「Original Design Manufacturing」の略で、「Design」が示すように発注元のブランドの製品を生産するだけでなく、企画・開発・設計から行い、生産することを指します。
開発事例
医療機器

電源を確保できない状況下においても安定かつ安全に使用可能なバッテリーが必要不可欠です。
さらに使用頻度が高いため医療機器分野においてバッテリー寿命は重要な課題となります。
本バッテリーのサイクル寿命は600~1500サイクル(容量保持率80%)に達し、6ヶ月後でも容量低下はわずか5%です。
医療用バッテリーの厳格なGB/T28164規格を満たしております。
セキュリティ機器

屋外での使用ということで、高温/低温環境における故障のリスクがあること、停電時の挙動制御や停電後のバッテリー駆動時間の確保などが主な課題となります。
-20℃~60℃の幅広い温度に対応すること、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのエネルギー密度の優位性をいかし、従来の鉛/リチウムイオンバッテリーと比較し長時間駆動を実現することでセキュリティー機器にも安心してご使用いただくことが出来ます。
多種多様なバッテリーに対応可能
低温対応バッテリー

P1S1234 3.6V 3350mAh
充電温度:0~45℃
放電温度:-40~+55℃
最大連続充電電流:1.7A
最大連続放電電流:1.7A
エネルギー比:240Wh/kg
– 40℃ 最大放電率:1C
– 40℃ 放電容量保持率:0.5C 放電容量≥60%
低温用角型アルミハウジングバッテリー

P1S1234 3.2V 20Ah
充電温度:-20~+45℃
放電温度:-40~+55℃
最大連続充電電流:20A
最大連続放電電流:60A
セル寸法:T22*W70*L160mm
-40℃ 最大放電率:3C
-40℃ 3C 放電容量保持率≥70%
パワーワンストップの強み
品質と安全へのこだわり
リチウムイオン電池が開発された初期の頃はコバルトという金属が正極材に使用されており、ショートや高温時に爆発する危険性があり取扱いが非常に困難でしたが、最近はほとんど使用されておりません。
過去に爆発、発火事故を起こし社会問題となったのは、コバルト系やポリマー系、三元系と呼ばれる製品です。
弊社は安全性が第一と考えており、リチウムイオン電池の中でも特に安全性の高いリン酸鉄系(LFP)とチタン酸系(LTO)を採用しております。
リン酸鉄リチウムイオン電池とは?
リン酸鉄系リチウムイオン電池とは、リン酸鉄を正極に使用しているリチウムイオン電池です。
リチウムイオン電池が発明されてから、使用される材料はニッケルやマンガンなど進化を遂げており、現在最も安全と言われているのがリン酸鉄系リチウムイオン電池です。
従来の三元系などに比べるとエネルギー密度が低いことが挙げられますが、電池内部で発熱があった場合でも結晶構造が崩壊しにくく、安全性が高いことが特徴です。
近年では高い安全性が求められるEVなどでも採用されています。
チタン酸鉄リチウムイオン電池とは?
チタン酸鉄系リチウムイオン電池とは、負極にチタン酸、正極にマンガン酸を使用した電池です。
従来型リチウムイオン電池に比べると、上記のリン酸鉄系(LFP)と同様にエネルギー密度が低いことが欠点として挙げられますが、従来型と比較して5倍以上の長寿命と急速充電が可能であることが特徴です。
過放電耐性と逆充電防止性に優れているため、過充電、逆充電、誤って短絡した場合でも、爆発や火災の安全上の問題はありません。
高い安全性により、モバイル医療機器等にも使用されています。
