「リン酸鉄」リチウムイオンバッテリーと一般的なリチウムイオンバッテリーの違いとは?
一般的なリチウムイオンバッテリー | P1Sのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー | |
材料 | コバルトやニッケルなど | リン酸鉄 |
エネルギー密度 | 高い(約150~250Wh/kg) | 低い(約160Wh/kg) |
安全性 | 発火・爆発のリスクがある | 発火・爆発リスクが低い |
充放電サイクル | 500~1,500回程度 | 2,000~ |
材料
リチウムイオンは正極にコバルトやニッケルなどの「レアメタル」を使用しています。
パワーワンストップのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは正極に「リン酸鉄」を使用しております。
有害物質を含まず環境への影響も非常に少ない材料であり、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも注目されています。
エネルギー密度
エネルギー密度は、質量あたりのエネルギー量を指します。
リチウムイオンのエネルギー密度は約150~250Wh/kg、リン酸鉄リチウムイオンのエネルギー密度は約160Wh/kgです。
安全性
リン酸鉄リチウムイオンの正極に使用されるリン酸鉄ですが、リンと酸素の結合が強いため、約700℃まで結晶構造崩壊による酸素放出、熱分解が起こりにくい材料です。(リチウムイオンは約200℃で熱分解が起こります)
過充電/過放電、高温となる環境下において高い耐久性があるとともに短絡不良の際にも発火や爆発のリスクが非常に低いという特徴があります。
充放電サイクル
蓄電池の寿命の目安として100%充電の状態から0%を1サイクルとし、何サイクル使用出来るか、その回数を示すことが一般的ですが、リチウムイオンの充放電サイクルは500~1,500回程度、リン酸鉄リチウムイオンの充放電サイクルは2,000回~と高寿命である点が特徴です。